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Reflection

毎日の気づき、反省を書き留めて...

【2/26, 2/27】国交省政策ワークショップ①

国交省に泊まり込みで政策立案を体験できるイベントがある!かつ内容が「我が国の国際競争力の強化」について。将来は関西で東京に匹敵する都市創造をしたいと考えている自分にとって、このイベントはまさにドンピシャリであった。イベント前日になって、宿泊できる場所が霞ヶ関の国交省ではなく、小平の国土交通大学校と知ったあとも、その興奮は冷めることがない。ちょうどベンチャーインターンの仕事が佳境を迎えている時、断腸の思いでTHさんに、「後は任せた!」と仕事を放り出し、一泊二日の政策立案合宿に参加した。

 

テーマは「我が国の国際競争力の強化」。それを、「港湾政策」又は「首都圏空港政策」のどちらか(両方選んでも良い)のアプローチで達成せよとのこと。メンバーは6人。東大2人、一橋1人、慶應2人、早稲田1人。時間は初日が4時間、二日目が4時間の合計8時間。基調講演で現役官僚(13年目)の方から現状に関してレクチャーを受け、6人のメンバーで政策立案を行なう。

 

まず、内容に関して。我々の班は、「首都圏空港政策」からのアプローチを選択。官僚からのレクチャーで現状を確認。首都圏空港、即ち羽田空港と成田空港。現状、アジアにおいて航空機の利用ニーズはかなり高まっている。また、現状の円安、ビザ要件緩和からくる外国人観光客の増加や、2020年にある東京オリンピックを見据えても、需要は今後もさらに高まることが予想される。このようなことから、国交省としては、容量(航空機の発着数など)さえ増やせば、空港の利用は増えるという見解を持っている。ただし、現状、アジアのハブ空港として機能しているのは、みなさんご案内の韓国・仁川国際空港。さらなる外国人訪日を促すためにも、そしてヒトやモノがグローバルに、活発に行き交うことからくる首都圏の経済的国際競争力を強化するためにも、さらには航空機による国内移動を活発化し、首都圏の成長を地方に波及させるためにも、首都圏空港の更なる機能強化が必要である。

羽田空港、成田空港は全く違う性質を持つ。

羽田は首都圏へのアクセスが良く、最近は国内便だけでなく国際便も運行を始め、利用の需要が高い。航空機発着のピーク時(深夜、早朝以外の時間)においては、枠一杯に飛行機が飛んでおり、これ以上の改善の余地は少ない。しかし、非ピーク時(深夜、早朝)の利用がうまく進んでおらず、ここに改善の余地がある。

成田は首都圏へのアクセスが悪く、また23時〜翌6時まで、カーフュー時間といって、空港を一切利用できない時間帯がある。羽田空港と比べても、航空機の発着枠にまだ余裕があり、これらをどう使ってもらえるかがカギとなる。

ちょっと全て書き出すときりが無いので、自分が面白いと思った情報だけ以下に記すこととする。

・羽田は国の運営、成田は株式100%を国が持つが、いちおう会社。

・首都圏(1都6県)の存在感は、世界的に見てもすごい。人口約4000万人、総生産額年間約190兆円が、ほぼ一ヵ所に固まっている。世界上位500企業の都市別数ランキング(2013年)を見れば、1位北京48企業、2位東京46企業、3位パリ19企業、4位ニューヨーク18企業...北京と東京が郡を抜いている。僕としては、東京の一局集中ではなくて、もっと地方に散らばった方がこれからは良いのではないかと思うのだが、とにかくこの経済・社会規模は、なんとしても活かしたいし、他の国も、活用したいと思っている。

・この日初出の単語が二つ。ビジネス・ジェットとオープンスカイ。WSJを見るようになって日本の新聞を見なくなったからだ!と勝手に言い訳をしたが、いや、WSJでも記事はあるだろう。

・ソウルの空港(仁川+金浦)の国際便旅客数(年間)は、我が国首都圏空港の国際便旅客数(年間)と比べて20%ほど多い人数を得ている。ちなみに、国内便旅客数を含めたトータルの数では、逆に首都圏空港の方が60%ほど多い。仁川が、どれだけハブ空港の役割を果たしているかが見て取れる。

・森ビルが出している「世界の都市総合力ランキング」において、東京は総合で4位につけているが、都心から国際空港までのネットワークにおいて、40都市中31位。国際交通ネットワーク(空港から海外空港への行きやすさ)においても25/40位。そういえば、アメリカを旅行したとき、サンディエゴの空港からダウンタウンまで徒歩で行った記憶がある(2時かかったけど)。

仁川国際空港はとにかくすごい。24時間営業のスパがあり、スケート場もあり、カジノもあり、また72時間以内のビザ免除、無料の観光ツアーまである。メンバーの一人が、「だって仁川いくだけでも楽しいんだもん」と言っていた。

 

他にもいろいろと情報が与えられ、その後、講義してくれた補佐にたいして質問時間が設けられ、それが終わると霞ヶ関を出て電車で小平へ。班員でパパッとマクドナルドで昼食をとり、(僕は食べるのが遅いので、ポテトを半分も食べられなかった。国土交通大学校に持っていこうとしたら、班員の女の子に、「においが...」と言われて、なくなく捨てた。)なかなか綺麗な国土交通大学校の一室で、アツい仲間たちと喧々諤々議論が始まる。

 

ちなみに、この日やっぱり官僚の人はすごいなと思った。話を聞いていて、すごく分かりやすい。質問にも、よどみなく答える。あるときATカーニーの人が言っていた。優秀な人は、「違和感無く、素早く」物事を話すと。まさにその通り。きっと頭のOSが優れていると同時に、その分野に関してたくましい知識を持っているからこそ、ある程度余裕をもってしゃべれるのだろう。