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Reflection

毎日の気づき、反省を書き留めて...

へぇ〜、投資銀行第一志望なんだ。君は投資に興味があるんだね。

いま、私は人生の大きな岐路に立つ。

どの会社を自分のファーストキャリアとして選択するか。非常に重要な選択だ。

 

いま私が最もファーストキャリアにしたい場所、それは「投資銀行」。別名IB(Investment Banking)と呼ばれる仕事で、「証券会社の一部署」である。有名な会社名を挙げると「ゴールドマン・サックス」や「モルガン・スタンレー」などの外資系の企業がある。実は、「野村證券」や「みずほ証券」、「SMBC日興証券」も同じ仕事をしている部署があり、かつ外資系と変わらない、非常に優秀な人材が働いている。

 

投資銀行が何をやっているか、知らない人がほとんどだろう。私自身、去年まで一切知らなかった。簡単に言えば、M&Aと、資金調達(株、債券)のコンサルをしている。現在のビジネスでは、変化のスピードが加速し、かつ技術の専門性も高まってくるなか、会社を丸ごと買ってしまうことが、企業にとって重要な戦略の一つになっている。サントリーが、米国のビームを丸ごと買ったニュース、覚えている人はいるだろうか。あれ以来、タレントのローラのCMを、やたらとTVで目にするようになった。この、「他の会社を丸ごと買う」というアクションであるが、企業にとって重要である一方で、なかなかリソースを割きにくいものでもある。

 

そもそも、他の企業をまるごと買い上げることなんて、数年に一回の出来事だ(会社によっては数十年に一回)。やはりサントリーであれば、いかにより良い飲料製品を新しく開発するか、いかにこのラインナップで多くの売り上げをあげるかといった、本業に多くのリソースを割きたいはず。M&A戦略のために、常に多くのリソースを割くことなんてできない。そういったなかで登場するのがこの投資銀行。彼らは逆に、常にM&Aで会社Aと会社Bをくっつけるといったことを考えている。この投資銀行の営業部隊が、(例えば)サントリーという会社に対して日々営業をかける。「いまこの株式会社XXXを買収すれば、御社にとってこれだけのメリットがありますよ...」

 

この営業が功を奏して、サントリーの側から、「社内でも検討した結果、株式会社XXX買収の件を実行したいと思います。つきましてはXXXさん(投資銀行の名前)にアドバイザリーをお願いしたく...」となった後は、サントリーのコンサルとして、買収案件の執行をリードしていく。最終的には4000億円で株式会社XXXを買収した際、買収金額の数パーセントが、手数料として投資銀行に入ってくる仕組みだ。

 

この仕事、正直に言って、めちゃめちゃにキツイ(らしい)。「3ヶ月の間、睡眠が3〜4時間、土日も出勤」みたいな状況も発生する。街角で、Black Berryと呼ばれる奇異な形状の携帯電話を、ポチポチ高速で操っているビジネスマンを見たことがあるだろうか。あれは、投資銀行に勤める戦士が、場所も時間も構わず仕事と向き合っている感慨深い一場面だ(Black Berryはセキュリティが高いらしい)。なかには、非常に残念なことではあるが、過労死する人間もいるそうだ。

 

ここまでの話を聞いて、ワクワクしたひとはいるだろうか。よっぽど事前に投資銀行に対する知識がない限り、この話だけで、「投資銀行の仕事ってなんだか楽しそう!」と思うひとはいないはず。しかしXXXXXXXXXXXX僕は、この業界こそが、ファーストキャリアにふさわしいという結論に至った。